アーユルベーダと出会う

ホリスティックなアプローチと呼ばれるものに出会ったのは大学生のときで、ものすごく肌が荒れたときだった。整体に行って、食事指導を少し受けて、それで回復していったのを覚えている。それから、20代後半で胃腸の機能改善のために漢方を飲んだときも、みるみるうちに子供の頃から続いた不調が治っていった。今年の2月から続くアレルギーに対して、眼科と皮膚科に交互にいくような月を経て、心の中で少しずつまたホリスティックなアプローチと呼ばれるものを試したくなっていた。

20代は奇しくもまわりにそのようなアプローチを実践している人がいて、軽い気持ちでそういう話題に触れたり、おすすめをもらえたりしたのだが、最近はそういった人も会話も減っていた。まずは話すことから、と思い以前友達が紹介してくれたアーユルベーダのセラピストの知り合いに連絡することにした。アーユルベーダにはずっと興味があって、今回はゆっくり体の声を聞いてもらえたので、備忘録がてら私の体に効くレシピを記しておこうと思う。

日々のケア

  • 夜にヴァージンココナッツオイルでセルフマッサージすると良い。
    • 部位としては、目のまわり、耳(ホットタオルをあてる)、側頭部、後頭部
    • 呼吸法で呼吸すること。
    • 夜だけではなくて、10:00〜14:00の間で仕事があまりにも忙しかったり、イライラする、攻撃的・批判的になっているときもおすすめ。
  • ターメリックでうがいをする。
    • 殺菌効果がある(抗アレルギー)
    • Vataのバランスをとる。Vataは、神経、耳、循環、大腸、下半身。
  • カモミールで入浴する。
  • お風呂を出たあとにマッサージ用のセサミオイルで保湿する。
  • 腰から下の冷え防止
    • 足指を1本ずつ手でまわして動かしてあげる
    • 骨盤〜足のストレッチ
    • 足湯
    • 耳のマッサージ
    • 座り仕事中、1時間に1回は理由をつけて立ちあがったり歩くようにすること

1日の使い方

    • 毎朝まず
      • 太陽の日に一度浴びる
      • トイレにいく
      • 舌のそうじ
      • 白湯を飲む
  •  日中
    • 午前の早めの時間に初めて、18時には終える。
    • 昼間に仕事以外のことで減らせるものがあれば減らして、18時に仕事を終えられるようにする。
  • 夕方(18時以降)
    • 18時以降は仕事は離れる。

食べ物

  • 日中
    • ドライな食べ物は昼間に食べる。
  •  夜
    • 夜食べるものは日を通したものを多めに。
    • 夜は水水しいものを食べる。
  • おすすめの食べ物
    • 塩味、甘味、苦味
    • 野菜:アスパラ、新玉ねぎ、クレソン、長芋、春菊
    • 果物:いちご、マンゴー、グレープフルーツ、ぶどう
    • お魚:かつおあじ
    • スパイス:シナモン、カルダモン、ブラックペッパー、グローブ

 

 

1日の時間の使い方については、調べると「ディナチャリア(1日の理想的な過ごし方)」というものがアーユルベーダにあるらしいので、ここにメモしておく。

ディナチャリア

  • 2:00 - 6:00:ヴァータの時間。この時間に起きるとすっきりと目覚める。
  • 6:00 - 10:00:カパの時間。重くなっていくので軽いヨガや朝ごはんで体を目覚めさせる。
  • 10:00 - 14:00:ピッタの時間。消化力も頭の動きも高まる。食べて働く!
  • 14:00 - 18:00:ヴァータの時間。疲れが出てくる頃。帰宅したら少し落ち着ける。
  • 18:00 - 22:00:カパの時間。体が眠りの準備をする。
  • 22:00 - 2:00:ピッタの時間。この時間に眠るとよく回復できる。

 (参考

 

 

 

このセラピストの知り合いとは一度ランチをしてゆっくりとお話して、お互いのことを知ったあとに少し長めの施術を受けることにした。その日はGWのとても天気が良い日で、自転車でサロンまで行ってとても良い時間を過ごした。施術中はうとうとしたり、アジアの国に旅行している気分になって、良い気分転換にもなった。

5月5日の施術メニュー

  • ヘッドマッサージ
  • 体のオイルマッサージ(ヘッド付き)
  • よもぎ蒸し
  • シロダーラ

アレルギーは小康状態ではあるものの、アレルギー発症前ほどの安定感はなく、まだまだ回復の途中だなと思う。眼科もまだ通いつつ、アーユルベーダを実践してできるだけ体に優しく暮らしていきたい。

3年ぶりの燃え尽き

3年ぶりに完全に燃え尽きて1週間の休みをとっている。この3年間の重みと学びを受け止めながら、疲労で硬くなった自分を紐解きつつ、その芯にある自己を見つめ直している。「疲れた」以上の解像度をもつのにかなりの時間が必要だった。それくらい堅く膿や澱が体積して、心の奥にたどり着くのが容易ではなかった。プロセス(処理)、そして着地。いくつかの学びを自分に刻むべく筆を取った。

 

休むのに多大な力を使った。

そして、それにより自分の疲労の大きさを知った。チームメンバーと会うことを心の底から苦痛だと感じて、友達に電話して相談した。そして休み。彼氏の保護のもとで、信頼する仲間に話に行って多少紐解くも、前に進めず沈む。それに理解を示してもらう。カウンセラーにより多くの距離を取るよう言われ、ようやく納得。シャワーを浴びて1週間休みを取ることを決めた。私はそれを自分に許すことができなくなっていた。

 

バウンダリーの限界にきていた。

自分の外にあるべき境界線がもう口元、鼻元まできて、呼吸困難になっていた。唯一自分のために残っていたのは頭の上のほう。身動きがとれなくなっていた。そんな境界線を下に押し下げ、そして自分の外に出すための心の準備が今。誰にも侵されたくない。少しずつ自分のことを思い出しつつある。

 

他人の承認から離れること。

バウンダリーを他人の手に委ね続けていた。多分人生ずっと。何かができないときは理由を伝えていた。他者に対する正当性がない限り自分が勝手に行動することは許されていなかった。けど許そうと思う。

私は多分近い将来今いる場所から離れる。その準備を着々と進めていくが、それを全て他人に言う必要はない。少しずつ準備を進めればいい。ときがきたら他人に言う。

 

友達の誘いにnoということ。

私の人生は友達との共依存でなりたっていた。友達に話して不快感を除く、その連続だった。友達には多大なる感謝をしている。申し訳なさもある。それだけ人生が困難だったのだ。それから、友達の悩みもたくさん解決してきた。

そして今この関係性に疲れたのだ。愚痴でつながってたその方法を卒業するときがきた。私の不快感は私で抱えられるようになった。辛抱強くもなったし、そこまで理不尽なことにあわなくなってきたのもある。

この交友関係が私だと思ってたからそれを卒業するのは自分への裏切りのようで少し怖い。でもそれは成長で。今は自分と仕事と彼氏、それがあれば十分なんです。

会いたい人にだけ会えばいい。そんなこと、普通に許される。

 

自分の可能性をまた開花させること。

この3年間でもかなりの可能性をひらいたと思うが、この分野は一旦おわりとなる。次にうつる準備をする。時間の使い方、働き方、立場、そしてなにより領域。一旦終わりを告げる流れがきている。カウンセラーの言ってくれた言葉がしっくりきた。そしてまわりの人からも少しずつそんなフィードバックを受けている。背中を押されている気持ち。

 

そんなところかな。

自己との向き合いは果てしない旅路だなと思う。まだ先があった。

 

助けてくれたYouTubeたち

How To Stop Being a People Pleaser - YouTube

How To Keep from Burning Out - YouTube

The Courage to be Disliked & Happy - YouTube

on healing & the power of perspective 🤍 - YouTube

 

時間があれば、これからの自分がどう生きていきたいのかも書けるといいなと思う。

32歳の恋

「同棲をしたい」と言い続けていた友達が、恋愛の話をするには最適であるとなんとなく思っていた。私たちは32歳で、絶妙なセンスとそれなりのお給料で楽しく過ごしている独身の女たちだった。1月で最も楽しみなことはRina Sawayamaのライブで、5月には福岡でサーフィンをする予定もあった。

私が思い立ったのは21歳の女の子がアプリでデートしている相手と「付き合っているかもしれない」と言い出したときだった。年末に出会った子と年始に付き合うなんて、そんな大学生みたいな、と思いながら、今まで一番所在ないお正月を過ごした私はとても焦っていた。

その手でアプリをインストールして、5年ぶりにログインした画面に「32歳」と表示されることに慄きつつも、プロフィールを完成させておそるおそるスワイプを始めた。深夜3時になるころには1人くらいにメッセージを送っていたと思う。倒れるように寝て、翌朝100件ものいいねが来ていることに安堵して恋をはじめることにした。

 

私の1人目のデートが決まったとき、友達は「青田刈りに出る」と勇ましく言い、金曜日の飲み会に向けて心を整えていた。どちらかと言うと待ちの多い、パッシブな友達からの意外な言葉に驚きつつも、数年ぶりにやってきた恋愛モードの楽しさがいっそう勝っていた。

1人目との1回目のデートは思ったよりもスムーズにいき、1回目にして5時間の時をともに過ごしていた。その後土曜日に2回目のデートが決まったのだけれど、友達に言うには早いかなあと思ってそのままにしていた。

そして金曜日。20:00まで続くクライアント対応とその後の始末に追われ、疲れながらLINEを開くと「ねえやばい」というメッセージ。本当に金曜日の飲み会で男の子と出会ったらしく、しかも「明日デートにいくことになったかも」とのこと。私たち、出だし好調。

 

土曜日はあいにくの雨で、私は渋谷に向かって歩いていた。ランチをしてお散歩をしてコーヒーをして、と瞬く間にまた6時間が過ぎていた。彼の経歴や性格、まわりにいる友達のこともだんだんわかってきて、とても話しやすい人だなあと感じていた。

夕方、彼のコワーキングスペースが近いとのことで、コンビニでスナックを買って覗いてみることにした。ちょっと仕事でチェックしないことがいけないこともあり、私は一息つきながらおしゃれな会議室で肉まんを食べていた。彼は、私をみて「とても素敵な人だなって思う」と言ってきた。そして、間髪入れず「付き合わない?」と。

後から見ると私のfitbitは当時の心拍数が180に達していたことを教えてくれた。まだ恋愛モードがフル回転していない私は、キャリアがあって人付きあいが上手でかっこいい男の子が、自分のことを好きになった瞬間が一体どこなのか皆目見当がつかなかった。

その日はうんともすんとも言えず「これからも仲良くしてね」という曖昧なことを言い、家に帰ることにした。どうやら楽しい1日を過ごしたらしい友達が帰ってきたのは夜遅くで、そこから電話してお互いの1日を語った。語っているうちに、いつもの自己肯定感がもどってきて「私たちいい女だもんね」というところで心が落ち着いた。

翌朝起きたときには恋愛モードも板につき、すっかり浮かれた私は友達に携帯小説を送りつけていた。

ーーー2023年の冬、私たちは自分らしくいられる男性に出会えた!!って思ってたんだ。今思えば、あのときはしゃいでたのも良い思い出。

 

平日はお互いのことでキャッキャするLINEが続いた。次は29日にデートが決まったんだと話す友達、自分のことを好きな人から優しい言葉をもらった私、会社で友達の友達から「◯◯君、気になってるみたいだよ」ってslackもらった友達、木曜日にご飯にいくことにした私、永遠に楽しいことが続いて、日夜ずっと高校生のように連絡をとりあっていた。

土曜日に告白されて、次の木曜日が来るまでが永遠のように感じた。はしゃぐってこういうことだよな、というくらいにはしゃいでいて、日中も笑みが溢れるようだった。お互いの恋路がうまくいきすぎるあまり「爆速引き寄せの法則」だとか、恋愛YouTuberだったらつくであろうクソコメのモノマネをして過ごした。

 

そして木曜日、23時50分の電車を待つ私は、凍える1月の代々木八幡駅のエレベーターの中から友達に電話をかけていた。たった10分でもいいから話したくて。私の20代は、この人とずっといられたらと思う相手と、引越しや留学ですれ違い続けてきた。そして、数年ぶりにそんな人が現れて、言うのだ。「キャリアで成功を収めたから、これからはパートナーや家族に対して向き合っていきたい。そんな旅路を一緒に進むパートナーをずっと探していて、見つけたと思ったんだ」と。こんな世紀の大告白を受けない理由がなかった。例え出会って9日しか経ってなかったとしても、そんなことは関係なかった。

 

Rina Sawayamaのコンサートは金曜日の夜に有明であった。久々に声を出せるライブに来て、踊って歌って本当に楽しい時間を過ごした。終わってから私に起きた体験を話し、週末に迫った友達の2回目のデートを前に、友達に届く甘えたLINEを見てもうひと騒ぎした。

日曜日を彼と過ごしていた私のもとに、「好きって言われた」という連絡がきたのは日をまたいだ深夜だった。「付き合ってくださいじゃないんだ?」と聞くと、その男の子は友達がゆっくりと始めたいことまで理解して、その夜は好意だけ伝えたようだった。相手のペースに合わせられて、選択肢を与えることのできる彼の優しさとかっこよさの響くエピソードだなと感じた。私の話ではないから深くは書けないけれど、彼女にも今までの経験からの葛藤があって、その男の子は、それを打ち明けてなお一緒にいたいと言ってくれる人だった。

 

そうして私と友達、双方に彼氏ができて、32歳の1月は幕を閉じた。

 

32歳の恋は、非常に腰の重いものだった。「いつかはじめる」と言いながらビールを飲むのが楽しいから、はじめること自体に気をかけることはなかった。持ち合わせている経験で出会った人を値踏みして、勢いにときめくこともなかった。けれど、実際はじめてみると、毎日めくるめく展開に胸を躍らせて、次から次へと生まれる新しいシナリオに心の底から喜びはしゃぎ、予想をはるかに上回る時間を過ごすことになった。32歳になってもこんなに楽しい思いができる私は幸せだし、楽しみを2倍にしてくれた友達にも感謝している。そして、私たちの人生に新しく加わった人といっそう豊かな時間を過ごせていけたらなと思う。

 

横浜にきた


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Dream on Iceのチケットが2日連続で取れたので気分転換も兼ねて横浜に一泊してきた。

1日目は少し早い電車に乗って、少し早めに横浜駅に着いた。最初に入ったカフェの体験は良くなかったから割愛。ホテルに荷物を預けて会場に向かった。外はうだるような暑さ(と言っても東京より涼しかったけど)なのに中は凍るような寒さで、アリーナ2列の席についたらセーターを着た。多分アリーナ1列目と2列目は氷の上に席を設けてると思う(笑)ショーはとてもよくて、個人の備忘録に書いたから割愛。生きる元気をもらったり、頑張り方を見つめ直したりしてしまう。それから軽食を買って、ホテルにチェックインして、少し休憩。ラウンジでコーヒーを取ってお部屋で軽食をとりながらTwitterで感想をあさってニヤニヤしてた。せっかくだからお買い物したいなと思いつつ、その前に10分間だけお昼寝した。その昼寝がとても気持ちよくて、すっかり回復して外に出ることにした。旅先のパワーナップいいよね。横浜駅に行ってまずは高島屋に入った。気を抜くとすぐジョイナスという建物の中にいてしまうんだけど横浜駅どうなってるの?サンダルが気になってるから3階に行って、ブラブラして何個か見てみたけど結局買わなかった。

19時からフェイシャルの予約を取っていた。毛穴の黒ずみがずっと気になっていた。丁寧にカウンセリングしていただいて、丁寧に毛穴洗浄と超音波洗浄してもらったあとに、美顔器をあててもらった。初EMS。少し気になってたからよかった♪美容に対してもっと取り組もうと思ってサロンを出た。とても良い気分になった。サンダルは買わずに美顔器買おうという気持ちになった。

夜ご飯はレストランに間に合わずコンビニで済ました(笑)食にこだわりがない人間で良かったってこんな時思う。横浜の夜景を見ながら。

チェックインしたときに、お部屋きれいで嬉しいなと思った。久々にアタリと思えるお部屋だった。

 

翌朝は8時に起きた。シャワーがあびたくて。珍しくFitbitをつけ忘れて寝ていた。起きてからまずシャワーを浴びて、ゆっくり支度をした。ヨガをして朝ごはんを部屋で食べて(これもコンビニのなので我ながらコスパ良…)着替えて顔を作ってパッキングした。最近タレ目強調のアイラインが気に入ってる。

ショーの前はブランチしながら時間を潰してたくさんジャーナリングした。

ショーでははじめて応援してるスケーターに認識されて目が合うということをしたので心が大変になった(笑)まいちゃんほんとうにてんし…

ショーのあとはご飯を食べて、スケーターにもらった元気でこれからの目標を少したてて、家に帰ろうと思う。とてもすてきな2日間だった。嬉しい💓

クローゼットの詰まりをほぐす


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最近なんだかクローゼットの中が詰まっている気がして、じわじわと気になっていた。多分最後に持ち物をきちんと点検したのは2年前。ここのところ数年間、ファッション産業とサステナビリティに思いを馳せて服をひとつずつ選んできたはずなので、クローゼットには納得のいく服だけが入っているはずだった。けれども、そこには拭えないナンカチガウ感が漂っていた。逆に言うと、毎年の流行に沿って服を何点も買わなくなってからしばらく経っていたわけで、街にそぐわない装いに違和感を感じてしまったのかもしれない。そんな思いを精算すべく、くもった日曜日の今日はクローゼットと真正面から向き合ってみた。

 

新しい視点がほしいなら断捨離の基準を変えてみる

今までの服の断捨離の基準は「それを着た自分が好きか?」だった。もちろん今のクローゼットにある大抵のものは「好き」だった…けど正直に言うと飽きてきたスタイルもあった。好きだけど飽きてきたけど好き。そういう服は無意識に手が遠のいていたようで、今季あまり着ていない服たちだった。(それでも一切着てないものはなく、誰にも会わない出勤日なんかに着ていた。)

そこで、どういうふうに考えたら変わるかな?と思い、断捨離系の動画を見て判断基準を探すことにした。「1年以上着ていない」「ときめかない」はよくあるやつで、そういう服はもう持っていなかった。いくつか動画を見ていて新しく見つけた基準が、「これがお店に売っていたら、今も買うか?」ーこれはとてもしっくりきた。好きだけど飽きたけど好きな服たちは、きっと今はもう新しく選ばない服たちだ!そんな気づきを得て、新しく「これがお店に売っていたら、今も買うか?」を基準にクローゼットの中を整理していった。

思い入れがある服もいくつかあったんだけど、とりあえずその基準をベースにバッサバッサ服を選んでいった。そして残ったものだけをクローゼットにいれていった。すると残った服たちは結局、今たくさん着ている服たちだった。

好きなものは変わらなくても見せたい自分は変わる

選ばなかった服の中には未だにオシャレだな、とか、かわいいな、と思う服がある。でもそれをもう選ばない自分がいる。それが今回の大きな発見だった。

もうひとつ手を動かしてみたこととして、本当に着るかどうか怪しいものに関しては実際にスタイリングして着てみて判断した。そこでも、2018年に買ったTheoryの白いアシンメトリーミモレ丈のスカートが、しっくりこなくて選択しないの山に行った。スカート自体は今でも全然素敵な存在だった。

「そうか、私はもうこういう服選ばないんだ」というのがなんとなくの感想だった。「こういう服」がどういう服を指すのか正直まだ自分でも掴めてないから言葉にするのは難しい。お気に入りだったAラインの厚手のグレーのスカート、お気に入りだったカーキのサテンのプリーツスカート、お気に入りだったブルーベースのフレンチシックな柄物ニット…全てお気に入りだったし、いまでもかわいいと思うけど、今の自分ではなかった。

少し言語化するとしたら、カジュアルさやかわいさのあるものから、カッチリしたものやシャープなものに好みが移っているのだと思う。最近はビッグシルエットやジェンダーニュートラルなものが増えて、女性らしいAラインの服にあまったるさも感じていたのかもしれない。今までは好きな服を好きに着ていたけれど、今はちゃんとした大人というのを演出したいのかもしれない。アリゾナ帰りの自由な感覚から、東京という機能を持った街に同化していったのかもしれない。人から見たらそこまで変化はないかもしれないけど、自分の中では着たいもの、みせたい自分は少しずつ変わっていたようだった。

選択しなかった服のこと

一方で、クローゼットの中に入れなかった服は、とりあえず袋に入れて片付けておいた。一部はもう売ってもいいと思えるけど、残りはまだまだ好きな服なので手元に置いておく。厚手のスカートは寒い日に必ず使うことになるだろうし…。次のシーズンの終わりまで袋から出さなかったものだけ、何かしらの方法で処分すると思う。ただ、捨てないにしても、クローゼットの中を今着たい服だけにするというのはかなり気持ちが良いことだった。

先日買ったマワのハンガーも一部の服にしか使えてなかったので、クローゼットの中のハンガーをマワに統一して、クローゼット整頓を終えた。こうして今の自分に100%フィットしたワードローブを整えることで、心も整う気がする。体の老廃物を出して、調整の効いた状態にするのと似ていると思ってタイトルをつけました。明日から服を着るのが楽しみだな。

最近のこと - 20211121

このシンプルな日付をタイトルにするブログを書くのがあまりにも久しぶりすぎて「2021」という最初の4文字に驚いた。日々はあっという間に過ぎていく。わたしが掃き溜めのようなブログを書かなくても自分を保てるようになったし、わたしが掃き溜めのようなブログよりももっと効果的なメンタルの保ち方を得てからいくらかたったようだ。

 

趣味を持つということについて

 

最近すごい勢いで漫画「キングダム」にはまった。カレンダーを見たら10月5日に初めてキングダムを読み始めて、3週間以内に62巻まで読み切った。半分は知人のオフィスから借りて、残りは友人がデータをくれたり、漫喫に行って読んだ。11月に入ってからはデータで持っていない分もkindleで買い揃えた。二次創作も隅から隅まで漁っていったし、封神演技の時代の周の始まりから戦国七雄始皇帝による統一までの中国の歴史をつなぎたくて2冊ほどさらっと読んだ。さらに武将の考え方を知りたくて、今は孫氏の本も2冊目に入り、漫画の中での各武将(特に知能型武将)の戦略について分析できるようになってきた。恐ろしいことに絵も描き始めた。絵は、中高のときにノートに落書きする程度しか描いたことがなかったけれど、実は絵は常々描きたいと思っていた。そして今、機がきてしまった。原作はkindleで買った巻は3周している。最近63巻が出て、耐えられなくなってヤンジャン本誌の分まで追いついてしまった。アニメもNetflixでたまに見ている。そろそろアニメイトという名前のお店に15年ぶりくらいに入店しそうでこわい。アニメイトに今何が置いてあるのかわからないけれど。

 

そしてもうひとつ。私はフィギュアスケート観戦がかなり好きだ。もともと中高の頃から好きで、当時も実はアイスショーを見にいったことがあるのだけれど、大人になってから実家に戻ってまた観戦するようになった。2019年からはアイスショーも行くようになった。コロナで世界的に大会がなかった2020/2021シーズンはなぜかロシアだけ国内大会を連発しており(そしてマスクをつけていない観客や選手もちらほら)、ロシアの女子選手についてとても詳しくなってしまった。その熱はもちろん今シーズン、2021/2022も続いており、ロシア国内大会、日本では放送されていないレベルの世界大会、毎週末世界各国で行われるグランプリシリーズをしっかり追いかけている。日本戦はなんとショートプログラムエキシビションのチケットが当たり、キングダムを浴びていた2ヶ月弱の間にしっかりとフィギュアスケート観戦もしてきた。来月は全日本選手権の女子フリーが当たったのでクリスマスの日に観に行く。これはれっきとしたオタクのクリスマスの使い方だ…(!)

 

こんな風にこの秋は堰を切ったように趣味、というかオタ活(?)に勤しんでいる。自分でもこんなにオタクになることは珍しく、フィギュアスケートはまだしもキングダムの方は驚いている。

 

もしかしたらもっと時間を制限することはできるかもしれない。けれど、ここまで気持ちよく何かにハマるのを自分に許すことができていることが、何だかすごく嬉しくて、どんどん許しているところがある。

 

改めて、趣味を持つということについて書く。

 

わたしは大学に入ってうまくいかなくなってから、常に自分の位置を修正しないといけない気持ちに駆られていた。大学院を出る頃には修正は終わっていたけど、更なる高みを目指してインプットを繰り返す必要に焦っていた。今の組織を始めたときも、とにかく前に進まないといけないという焦りが常にあり、他のものが心に入ってくる余裕はなかった。何かにハマろうと思っていないわけではなかったけど、目の前の自分の成長に比べて興味をもてるものがなかった。そして、飲み会でも何でもそうだけれど、遊びすぎることに対して脅威を感じていた。自己投資をしなくなることへの恐れを抱いていた。また、母が病気をしてからはそれについて考える時間も増えていって、単純にやることが増えていた。

それでも基本的にバランスの良いタイプの人間なので、インプットのかたわら日々の運動を欠かさなかったり、友達と連絡したりはしていたが、限度をこえるようなことはできるだけ控えていた。

それが今、自分に制限をかけずに楽しみたいことを楽しんでいる。

ずっとあった自己批判がとれてきたのかもしれないし、色々と試行錯誤してきて、自分が欲しい時間を過ごしていることが、結局は自分にとって最も幸せだということに頭も心も納得してきたのかもしれない。頑張らないといけないときはまだまだあるだろうけど、今のバランスをもう少し楽しんでいたいなと思う。

以前だったらこういう心境の変化についても分析的にブログを書いていたかもしれないけれど(そして今もやろうと思えばできるかもしれないけれど)、それを例えば3つの理由にわけてしまうのはナンセンスに感じてしまう。時間と経験の積み重ねは、積み重ねとしてのひとつの山として存在している。あるがまま受け入れるとは、こういうことなのかもしれない。

 

日本らしい文化と家族団欒が苦手なことについて

 

私は宿をとるときに旅館を取るよりかはホテルを取るほうだ。お風呂は好きだけど、温泉にはあまり興味がない。和室より洋室が好きで、和食より洋食が好きだ。ひとりでランチするときに和食のお店はほとんど選ばない。なんだか和室のもつ雰囲気が非常に居心地悪く感じるのだ。

こどものとき、家族で過ごす時間があまり好きではなかった。小4より前のことはあまり覚えていないけれど、それくらいの頃から日曜日は早く終わってほしかったし、日能研に通い出してからはそこで時間を使うほうがよほど好きだった。中高の頃はなおさら、家族で過ごすよりも友達と遊ぶほうが好きだった。家族旅行は所在なかった。小4より前の話だと、親戚と過ごす時間はとても難しかった。祖父母とも話すこともないから、弟と話していた。ありがたいことに弟と遊ぶ時間は好きだった。

最近になって振り返ると、多分「女の子」のレッテルを貼られるのがとても嫌だったのも一因にあると思う。「かわいい」という言葉をもらっても困ったし、他の女の子ほどしっかりと挨拶ができるわけでも礼儀正しいわけでもなかった。かわいい服も着なかった。賢いというのがアイデンティティでそれに縋るしかなかった。祖母は女らしさに下品なツッコミを入れる人だからそれも苦手だったし、多分いまだに、もう唯一の祖父母となるにも関わらず足が遠のいているのは結婚がどうのと言われるのが嫌だからだろう。家族のメンバーは好きだったけれど、メンバーが好きなことと一緒に過ごしたいということは別だった。

和の空間は多分、日本の伝統的な家族の集まる姿を彷彿させるのだろう。だからあまり好きではない。その空間から想起させられる人間関係にわたしの居場所はそんなになかった。そして定型文の会話を交わすこともわたしにはできなかった。わたしは多分「変わっている」タイプだったんだろうけど、頭がよかったおかげで「賢い」というレッテルで守られていただけだ。

今日はたまたま、地方駅で地元のおいしいお刺身の出るお店でひとりで晩御飯を食べた。ここにきてイタリアンというのもな、と思って行ったのだけれど、お刺身はおいしかったように感じたが、あまり味がしなかった。そこには中年のおじさんが御託を並べる声が響いていて、それがあまり心地よく感じなくて、早く食べて出てしまいたいなと思った。烏賊は今まで食べた中で一番美味しかったけれど。

よく在日外国人の友人が色々な和の空間を体験してきて写真などくれるのだけれど、それを美しいと感じることはあまりない。京都のお寺が好きなのは、わたしが家族のもとを離れてひとりになれたときに巡ったからだろう。空間は思い出との結びつきが強い。

そんなこともあって、わたしは日本を離れたい。この地が大切にする文化を、あまり大切に思えないのは寂しいものがある。この文化が好きな人はここにいればいいし、そうでない人が無理に楽しむこともない。

ちなみに、和の色使いなんかも全く興味がない。どれもこれもくすんでいて、インドや中国やメキシコのもつ色がわたしの伝統の色だったらいいのにと常々思う。

 

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そんなことをここのところぼーっと考えていた。まとまりのない文章になった。

今日はホテルに着いて色々とやろうと思っていたけれど結局絵を描いて過ごしてしまった。あれもこれも整っている生活をやろうと思っていたけれど、好きなように時間を使うことが心地よくて抗えない。本当は調べて行動にうつすべきこともあるのだろうけれど、多分、生き急ぐことはない。

絵を描けるようになりたいと思っていた、心の小さな声を拾ってあげるのもまた人生ではないでしょうか。

 

おわり。

眉毛をセオリー通りに整える

友達いわく「眉と唇ができてれば垢抜けた感じがでる」とのことで、今まで骨格に沿って書いてきたアーチ眉を見直すときがきた。平行眉がはやっていたのは薄々感じていたし、太眉がブームになってからはや10年経つ。いつのまにか眉マスカラは女の子の必需品となり、みんなの眉毛が体毛の一部だったのは過去の話、今となっては眉はふんわりしているのが当然らしい。

眉サロンに行くことも考えたけれども、まずは自分でやって悩みが出たら行くことにした。それに最近お化粧品に課金しすぎている。というわけで、試しに2週間半眉毛を伸ばして自分にあう形に整えてみた。

面長眉毛のセオリー

まずはゴールを設定すべく、にあう形をお勉強。参考動画(後述)によると、ポイントは3つ。

  • 面長は横より縦の長さが長いので、顔が長く見える角度のある眉より、角度のない水平な平行眉が顔を短く見せる。
  • 眉を長くすると、もとの顔の縦幅に加え横幅まで強調して顔が大きく見えるので、眉は短めに仕上げる。
  • 明るめに仕上げる。

というわけで、短めの平行眉を作ることに。

眉毛の書き方

眉尻、眉山、眉頭の位置の決め方は、作る眉や顔のタイプによって変わるらしく、面長で遠心顔に平行眉を書くときのポイントはこちら。

  • 眉尻: 口の端と目の端を結んだ延長線
  • 眉頭: 小鼻の溝の延長線
  • 眉山: 黒目の外側の上で、眉尻からの距離と眉頭からの距離が1:2のところ

眉頭はふつう目頭の延長線だけど、小鼻の溝の上から書くと、眉間を狭く見せてくれるそう。

さらに、

  • 眉の太さは目の幅の2/3
  • 眉山の高さは眉頭の上から1〜2mmのところ

にするとバランスが良いそう◎

眉の整え方

これは完全に動画を見るしかないけど、私は会社員Jさんの糸を使う方法で眉の設計図を書いて、ALISAさんの方法で毛の処理(ハサミでカットしたり少し剃ったり)した。糸を使う方法は滑稽だけど天才!必ず左右対称にうまくいく!

ちなみに平行眉の型取りをするときは、

  1. 眉頭から眉山まで直線で上の線を書く
  2. 上の線と平行になるように下の線を書く(そのとき気持ち先細りで)

とするとしっかり平行に!今まで眉頭・眉山・眉尻の点取りがうまくいってもアーチになりがちだったけど、直線を意識したらかなりきちんと平行に◎

Before/After

折角なので眉毛の処理をする前と後で写真を取ってみました!Beforeは2週間半そのままにした眉毛。ほんとにリモートの世の中でよかった…。Afterは少しアイブロウパウダーがついているけど、ほとんど地の眉。

もともと骨格がアーチだったから平行眉できるかな?と思ってたけど、結構きちんとできて嬉しかった :) 特にアーチが強い右の眉は今までカットしたことないラインでカットして、やっぱりきちんと型取りすることが大切だなあと思った。


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参考動画

色々な動画を見たけどやっぱり眉毛はメイクアップアーティストの方の言うことが一番信用できる…。私は以下の3つを参考にして今回眉を整えた。

【初心者メイク】プロが教える顔型別に似合う眉毛の書き方【面長・丸顔・ベース顔・逆三角】 - YouTube

まずはここから!

眉毛の基本が全てわかるし、ゴールがわかる。

 

【最新】垢抜け眉毛に仕上がる整え方&描き方【平行アーチ眉の作り方】 - YouTube

こちらは特に眉の切り方の参考に。眉コームの使い方、初めて知った…。

 

この動画を見ると、不器用でも眉の左右対称ずれることなく🤸かけます! - YouTube

こちらは眉の型取りの方法。2週間に1回くらいはきちんと糸を使ってやろう!

 

きちんと整えたあとはすっぴんでも眉の形がきれいで感動(T_T)翌日はお出かけで、初めての平行眉がお気に入りすぎてめっちゃ幸せでした♡